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モスクワのコンサート

こういうことは感動の冷めぬうちに書き留めた方が良いので、書き留めておく。
今日はオフィス近くのДом музыкиでオーケストラを観に行った。

記憶に残る限りでは日本でもオーケストラを観に行ったことはないが、音楽とアートの国ロシアに折角来たのだからと思い、また右脳でも鍛えようかと思って、会社の近くに絶好のスポットがあったことも手伝って足を運んだ。クラッシック音楽に造詣の深い方々に対しては、以下、完全素人のコメントをご容赦いただきたい。

モスクワでも有名という何とかという指揮者の下、何とかというオケの演奏を聴いたのだが(パンフレットはロシア語のみ。まぁ、文字は左脳なので今回の鑑賞の目的には関係なし)、この何とかという指揮者を観察していると、顔が怪物のごとく恐ろしいほかは、踊っているように見えるだけでとても「指揮」しているようには見えない。

それでもこの指揮者の全身を使った表現から、何かを受け取ってそれをそれぞれが体現して、それでいてうまくまとまっているのがオーケストラなんだな、と納得した。

音楽を聴きながら、コンサルティングという仕事は、世の中の高次元の事象を主成分分析でもして、なるべく少ない次元で表すことだと、ふと感じた。それは、コンサルティングがある解を求める仕事であり、その解に向けて組織を動かすものだからだろう。つまり、なるべく単純明快で、客観的なほうが良いのだ。

反対に、今回のようにオーケストラを聴く場合、折角入ってきた音色をフーリエ変換して、この周波数帯域ごとに分解した上で優先順序をつけても仕方ない。まさに、全身であびるように高次元の情報を受け取り、高次元のまま何かの反応がおきるのだろう。それが右脳だと理解した。

極端に例えると、音楽を聴いて、「あれ?音がずれた?」といちいち思っていたらなんでも次元圧縮する左脳病。入ってきた情報を、「よい」⇔「悪い」の1次元に整理しようと頭が必死。「海の中にいるみたい」なんて思う人はいないだろうけど、極端に例えると、高次元のものを表現するとすれば、今のように別の高次元のもので例えるしかなかろう。

長くなってしまったが、要するに、指揮者の全身を使った表現から、何かを受け取ってそれをそれぞれが体現して、それでいてうまくまとまっているのがオーケストラ、に尽きる。

折角右脳に刺激を与えたのだから、左脳的なことをひとまずおいておいて、ロシアでのオーケストラ鑑賞は日本での温泉のようなものだった、とだけ最後に言っておきたい。

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